削るだけが正解じゃない。加えて大正解だったオプションもある
2021年にハウスメーカーで注文住宅を建てたわたし。
別の記事では、打ち合わせの中でオプションを見直して135万円のコストダウンにつなげた話を書きました。
ただ、誤解してほしくないのは「とにかく削れば正解」というわけではないこと。
むしろ、暮らし方に合わせて自分から追加したオプションこそ、4年住んだ今でも「これは付けて大正解だった」と心から感じる設備として残っています。
この記事では、わたしが採用して満足している7つのオプションを、採用した理由と、実際に4年暮らしてみての体感ベースで紹介します。
同じように30代・夫婦+子ども2人くらいの家庭を想定している方なら、参考にできる選び方がきっとあるはずです。

標準仕様のままだと、意外と足りない部分がある
最初にひとつだけ、大前提を共有させてください。
注文住宅の標準仕様は、ハウスメーカー側が「平均的な暮らし」を想定して組んでいるものです。
つまり、わが家のように共働き・子ども2人・部屋干し中心という生活スタイルには、標準のままだと痒いところに手が届かない場面が出てきます。
そこを埋めてくれるのが、「自分から付けてください」と申請するオプションの役割。
逆に言うと、申請しない限り付いてこない設備もあるため、知らないまま契約して後悔するケースも多いジャンルなんですよね。
ここからが本題、わたしが実際に付けてよかった7つです。
わたしがつけてよかったオプション7選

金額の大きいものもあれば、数万円程度の小さな追加もあります。
ただどれも、「標準仕様のままだったら後悔していたな」と感じるものばかり。
判断の軸はシンプルで、「日常の中で毎日うれしいかどうか」だけでした。
①階段の踏み場を広くした
これは地味ですが、住み始めてからの満足度がかなり高いオプションです。
標準仕様の階段は、正直なところ幅が少し狭めでした。
夫婦ですれ違うときに軽く気を使うくらいの感覚だったので、追加費用を払って踏み板のサイズを広げる仕様に変更。
結果として、6歳と5歳の娘が降りてくるときにも安心感があり、わたし自身が洗濯カゴを抱えて上り下りするときの負担も目に見えて減りました。
毎日何度も使う場所なので、ここにお金をかける判断は間違いなく正解だったと感じています。
②天井を規定よりも高くした
リビングの天井高を、標準よりも少し上げる仕様にしました。
数字としてはわずか60㎝の差ですが、部屋に入ったときの開放感が別物になります。
普通の戸建てとして暮らしていたら絶対に気づかないレベルの差なのに、モデルハウスで感じたあの空気感がリビングにそのまま広がっているのは、この天井高のおかげ。
家具の配置や観葉植物の見え方も変わってくるので、インテリアにこだわりたい人には特におすすめできるオプションです。
追加費用に対して得られる満足度は、かなり高い部類に入ります。
③キッチン上を下がり天井にして木目を入れた
これはデザインのためのオプションで、実用性というより空間演出の話。
リビングと一体になっているキッチン部分だけ、天井を一段下げて、そこに木目のクロスを貼りました。
壁で仕切らなくても、「ここはキッチンのエリア」という雰囲気が自然と生まれるので、空間にほどよいメリハリが出るんですよね。
打ち合わせ時はイメージしづらかった部分ですが、完成してみると来客される方からも褒められる定番ポイントになりました。
下がり天井+木目の組み合わせは、おしゃれ感を出したい方にぜひ検討してほしいオプションです。
④ランドリースペースを広く確保した
わが家の洗濯は、基本的にほぼ部屋干しです。
花粉・黄砂・雨、加えて共働きで夜しか洗濯できないという事情もあり、天気に左右されないランドリースペースは必須でした。
標準の想定よりも数帖ぶん広めにスペースを取ったおかげで、4人家族ぶんの洗濯物を干しながら、畳むスペースも同じ部屋で確保できています。
洗って、干して、畳んで、そのままファミリークローゼットに片づける、という家事動線がワンフロアで完結するのは本当にストレスフリー。
家事の時短という観点からも、間違いなくやってよかった判断のひとつでした。
⑤シューズクロークを作った
玄関横に、ウォークスルータイプのシューズクロークを設けました。
子どもの靴、長靴、傘、外で使うおもちゃ、キックスクーターなど——。
小さい子どもがいる家庭は、とにかく玄関まわりが散らかりやすいんですよね。
標準の下駄箱だけでは到底収まりきらないボリュームの荷物を、シューズクロークがまるごと飲み込んでくれるので、玄関スペースは常にすっきりした状態をキープできています。
来客時に慌てて片づける必要もなく、子育て世帯にとっては本当に便利な収納オプションです。
⑥2階にトイレをつけた(言わないと付かない盲点)

これは今回いちばん声を大にして伝えたいポイント。
2階建ての戸建てでも、2階にトイレが欲しい場合は、こちらから「付けてください」と申請する必要があります。
わが家の場合も、契約時の間取り図では1階に1ヶ所という仕様になっていました。
夜中にトイレへ行きたくなったとき、寝室と同じ階にトイレがあるのは圧倒的に楽です。
夫婦どちらかが体調を崩したときや、子どもが夜中に起きたときにも、1階まで降りなくて済むのは本当に助かります。
あとから2階トイレを追加するのは配管工事の関係で相当ハードルが高いので、新築のタイミングで必ず相談してほしいオプションです。
⑦電動シャッター(家の中から操作できる雨戸)
リビングの掃き出し窓と、寝室の大きな窓に電動シャッターを採用しました。
スイッチひとつで雨戸が上下するので、台風の日にわざわざ外に出て雨戸を閉める、という手間がありません。
手動の雨戸だと「面倒だから今日は閉めなくていいか」となりがちですが、電動なら気軽に開け閉めできる感覚になるんですよね。
就寝前の防犯対策として毎晩使っているほか、夏場の西日対策としても活躍。
金額としては決して安くないオプションですが、使う頻度を考えるとコスパはかなり良い設備だと感じています。

オプションは「毎日うれしいか」で選ぶと失敗しない
7つを振り返ってみると、共通しているのは「毎日の生活の中で恩恵を感じる」という点。
おしゃれさや流行で選ぶよりも、家事動線・家族の安全・日常の快適さにつながるオプションのほうが、住んでから必ず満足度に跳ね返ってきます。
逆に、デザインだけを理由に選んだオプションは、数年たつと「なくてもよかったかな」と感じるものが多いのが正直なところ。
わたしが「削って正解だった6つのオプション」については別の記事にまとめているので、そちらとあわせて読んでもらうと、オプション選びの軸がはっきり見えてくるはずです。
注文住宅は、一生に一度クラスの大きな買い物。
家族の暮らしに本当に効くオプションを見極めて、後悔のない選択をしてほしいと願っています。


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