注文住宅の間取りを考えるとき、頭のなかだけでイメージするのはなかなか難しいものです。
紙にざっくり描いてみても、実際の広さや家具の配置まではつかみきれないでしょう。
そこで役立つのが、間取りシミュレーションのアプリやソフトです。
スマホひとつで間取りを自由につくれるアプリから、パソコンで本格的に設計できるソフトまで、いまは無料でも十分つかえるツールがそろっています。
この記事では、2026年時点で実際につかえるおすすめの間取りシミュレーションツールを10個厳選しました。
それぞれの特徴や対応デバイス、こんな人に向いているというポイントもあわせて紹介していきます。
自分に合ったツールを見つけて、理想の家づくりに一歩近づけてみてください。
間取りシミュレーションアプリの選び方 — あなたに合うのはどのタイプ?
間取りシミュレーションのツールは大きく3つのタイプにわかれます。
それぞれ向いている人がちがうので、まずは自分のスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
一つ目は、スマホで手軽につくりたい人向けのアプリ。
通勤中やすきま時間にさっと間取りをいじれるのが強みで、操作もかんたんなものが多いのが特徴です。
二つ目は、パソコンでじっくり設計したい人向けのソフト。
画面が大きいぶん細かい調整がしやすく、3Dでリアルなイメージを確認できるツールもあります。
三つ目は、自分でつくるのが面倒な人向けの無料プラン依頼サービスです。
プロに要望を伝えるだけで、間取りプランを無料でつくってもらえるので、時間がない人にはこの方法がいちばん効率的でしょう。
つぎの章から、それぞれのおすすめツールをくわしく紹介していきます。
【比較表】間取りシミュレーション 無料アプリ&ソフト10選
まずは全10ツールの特徴をひと目でくらべられるように、一覧表にまとめました。
気になるツールがあれば、そのあとの個別紹介で詳しくチェックしてみてください。
| アプリ/ソフト名 | タイプ | 対応OS | 3D対応 | 料金 | こんな人向け |
| 間取りTouch+ | スマホアプリ | iPhone | なし | 無料 | はじめて間取りをつくる人 |
| Planner 5D | スマホアプリ | iPhone/Android | あり | 無料(一部有料) | デザインにこだわりたい人 |
| Home Design 3D | スマホアプリ | iPhone/Android | あり | 無料(一部有料) | リアルな3Dで確認したい人 |
| magicplan | スマホアプリ | iPhone/Android | あり | 無料(一部有料) | 実際の部屋を計測したい人 |
| Room Planner | スマホアプリ | iPhone/Android | あり | 無料(一部有料) | IKEA家具で配置したい人 |
| マイホームクラウド | PCソフト(Web) | Windows/Mac | あり | 無料 | 本格的に設計したい人 |
| Sweet Home 3D | PCソフト | Windows/Mac/Linux | あり | 無料 | 自由度の高い設計がしたい人 |
| せっけい倶楽部 | PCソフト | Windows | あり | 無料 | 和室や日本の住宅に対応したい人 |
| 住宅間取り設計 | PCソフト(Web) | Windows/Mac | あり | 無料 | ブラウザだけで完結したい人 |
| Live Home 3D | PCソフト | Windows/Mac/iPhone | あり | 無料(一部有料) | 日当たりまで確認したい人 |
対応しているOSはアプリによって異なるので、自分のデバイスに合ったものを選びましょう。
とくにiPhoneしか対応していないアプリもあるため、Androidユーザーの方は事前に確認しておくと安心です。
スマホで使える無料間取りアプリ5選(iPhone/Android対応)

ここからは、スマホで手軽に間取りをつくれるアプリを5つ紹介します。
通勤時間や休日のすきま時間にさくっと使えるのがスマホアプリの魅力です。
それぞれの特徴と、どんな人に向いているかをまとめたので参考にしてみてください。
1. 間取りTouch+(iPhone専用)
間取りTouch+は、タッチ操作だけで直感的に間取り図をつくれるiPhone専用のアプリです。
部屋のパーツをリストから選んで配置するだけで、かんたんに間取りが完成します。
帖数の自動計算や家具の配置もできるため、はじめて間取りをつくる人にちょうどいい入門アプリでしょう。
無料で広告もほとんどなく、ストレスなくつかえるのもうれしいポイント。
ただしiPhoneでしかつかえないので、Androidユーザーのかたはつぎに紹介するアプリを検討してみてください。
2. Planner 5D(iPhone/Android対応)
Planner 5Dは、デザイン性の高い間取りをつくりたい人に向いているアプリです。
2Dで間取りをつくったあと、ワンタップで3D表示に切り替えられるので、完成後のイメージがつかみやすいのが特徴。
ブロック状の部屋を組み合わせる方法もあり、ゼロから線を引く必要がないのもありがたいところです。
無料プランでもプランの保存が可能ですが、使えるアイテムに制限があるため、本格的につかいたい場合は有料プランも検討するといいでしょう。
3. Home Design 3D(iPhone/Android対応)
Home Design 3Dは、リアルな3Dグラフィックで間取りを確認できるのが最大の特徴です。
キッチンやバスルームなどの設備パーツが数千種類以上あり、こまかいインテリアまでシミュレーションできます。
完成後の雰囲気をしっかり確認したい人にはぴったりのアプリ。
無料版では既存テンプレートの編集が中心になるため、ゼロからつくりたい場合は有料版を検討する必要があるかもしれません。
4. magicplan(iPhone/Android対応)
magicplanは、スマホのカメラをつかって実際の部屋を計測できるユニークなアプリです。
部屋の四隅をカメラで認識させるだけで、自動的に間取り図を作成してくれます。
モデルハウスの見学時に、気に入った間取りをその場で記録したいときにとても便利。
プロ向けの機能も充実していますが、すべての機能をつかうには定額プランへの加入が必要になります。
5. Room Planner(iPhone/Android対応)
Room Plannerは、IKEAの実際の家具を配置してシミュレーションできるのが特徴です。
家具のサイズや価格まで確認しながら配置できるので、引っ越し後のレイアウトを具体的にイメージしたいときに役立ちます。
2Dと3Dの両方に対応しており、操作もシンプルでつかいやすいアプリ。
ただし無料版では一部機能が制限されるため、間取りを複数つくりたい場合は有料プランへのアップグレードが必要になるでしょう。
PCで使える間取り作成ソフト5選(Windows/Mac対応)

パソコンをつかえる環境があるなら、PCソフトでの間取り作成もおすすめです。
画面が大きいぶん、こまかい寸法の調整やパーツの配置がしやすく、仕上がりの精度がスマホアプリより高くなります。
ここでは無料でつかえるPCソフトを5つ紹介します。
1. マイホームクラウド(Windows/Mac・ブラウザ型)
マイホームクラウドは、ブラウザ上で動作する無料の間取り作成ツールです。
ソフトをインストールする必要がなく、インターネット環境さえあればすぐにつかえるのが大きなメリット。
家具や設備のパーツも豊富で、3Dでリアルな完成イメージを確認することもできます。
条件に合ったサンプル間取りをダウンロードする機能もあるので、ゼロからつくるのが不安な人でも安心して使えるでしょう。
2. Sweet Home 3D(Windows/Mac/Linux)
Sweet Home 3Dは、世界中でつかわれているオープンソースの間取り作成ソフトです。
完全無料で、機能に制限がないのがいちばんの魅力。
2Dの平面図を編集しながら、リアルタイムで3Dプレビューが表示されるため、イメージを確認しながら作業をすすめられます。
海外製のソフトですが日本語にも対応しており、操作に慣れれば非常に高機能なツールとしてつかいこなせるはず。
3. せっけい倶楽部(Windows専用)
せっけい倶楽部は、日本の住宅設計に特化した無料ソフトです。
和室や畳のパーツが用意されているのは、日本製ならではの強み。
間取りの作成から3D表示まで対応しており、操作もわかりやすいので初心者でもあつかいやすいでしょう。
ただしWindows専用となっているため、Macユーザーのかたは別のツールを選ぶ必要があります。
4. 住宅間取り設計(Windows/Mac・ブラウザ型)
住宅間取り設計は、ブラウザ上で間取りをつくれるWebサービスです。
パソコンだけでなくスマホでも操作でき、つくった間取り図を他の人と共有できるのが特徴。
部屋を選択すると家具が自動で配置されるため、大まかな間取りをすばやくつくるのに向いています。
ワンタップで平面図を3Dに変換できる機能もあり、建築の知識がなくても問題なくつかえるツールです。
5. Live Home 3D(Windows/Mac/iPhone)
Live Home 3Dは、時間帯による日当たりの変化までシミュレーションできる高機能なソフトです。
リビングに朝日がどう入るか、午後の西日はどの部屋に当たるかといった確認ができるのは、ほかのツールにはない大きな強み。
パソコンとiPhoneの両方に対応しているため、外出先ではスマホ、自宅ではPCという使い分けもできます。
無料版でも基本的な間取り作成は可能ですが、一部の高度な機能は有料になる点だけ注意してください。
自分でつくるのが面倒な人へ — プロの間取りプランを無料でもらう方法

ここまでアプリやソフトを紹介してきましたが、正直なところ、自分で間取りをつくるのはけっこう時間がかかります。
とくに注文住宅を検討しはじめたばかりの段階では、そもそもどんな間取りがいいのかイメージがわかないという人も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、ハウスメーカーや工務店にプロの間取りプランを無料でつくってもらう方法です。
たとえばタウンライフ家づくりというサービスでは、希望の条件を入力するだけで、複数の住宅会社からオリジナルの間取りプランが届きます。
スマホから3分ほどで申し込めて、届くのはプロの設計士がつくった本格的なプラン。
自分でアプリをさわって試行錯誤するよりも、まずはプロの提案をベースにして、そこから自分好みに調整していくほうが効率的なケースもあるでしょう。
とくに土地の形状や法規制まで考慮した間取りがほしい場合は、アプリだけでは限界があります。
アプリでイメージをふくらませつつ、プロの間取りプランも併用するのがもっとも賢い進め方です。
→ 【無料】タウンライフ家づくりで間取りプランと見積もりを一括請求する間取りシミュレーションで失敗しないための3つの注意点
最後に、間取りシミュレーションをつかうときに知っておきたい注意点を3つ紹介します。
ここを押さえておくだけで、家づくりで後悔するリスクをぐっと減らせるはずです。
1. アプリでつくった間取りはそのまま建てられるわけではない
間取りアプリはあくまでシミュレーション用のツールです。
実際に家を建てるときには、建ぺい率や容積率といった法律上の制限をクリアする必要があります。
自分でつくった間取りがそのまま建築できるとはかぎらないので、設計士との打ち合わせ用の資料として活用するのが正しいつかい方でしょう。
2. 間取りアプリはあくまでシミュレーション用のツールです。
実際に家を建てるときには、建ぺい率や容積率といった法律上の制限をクリアする必要があります。
自分でつくった間取りがそのまま建築できるとはかぎらないので、設計士との打ち合わせ用の資料として活用するのが正しいつかい方でしょう。
初めて間取りを作るなら、まずは思い切って作ってみましょう。
完璧を求めず、自由に部屋の配置や家具の位置を決めてみると、新たな発見があるかもしれません。
3. 土地が決まっていない場合は先に条件を整理する
まだ土地が決まっていない段階で、理想の間取りをつくりこんでしまうと、あとから土地に収まらないという問題が起きることがあります。
間取りを先に決めてから土地をさがすのか、土地を先に決めてから間取りを考えるのか。
どちらを優先するかを事前に決めておくと、家づくりがスムーズにすすみます。
理想の間取りを手に入れるために間取りシミュレーションアプリを活用しよう

間取りシミュレーションのアプリやソフトは、家づくりの第一歩としてとても役立つツールです。
ただし、あくまでイメージを具体化するための道具であって、最終的な設計はプロにまかせる必要があります。
まずは今回紹介したアプリやソフトで理想の間取りをかたちにしてみて、そのうえでプロの間取りプランと見くらべてみるのがおすすめです。
あなたの家づくりが、納得のいくものになることを願っています。


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